滋賀県大津市で、坐骨神経痛にお悩みの方へ
今日お越しいただいた初回施術のお客様の
施術のご様子をレポートします。
寝起きに右のお尻から足にかけて激痛!
今回のお悩みは、
病院ではヘルニアと言われ
ブロック注射を10回受けてなお
痛みが改善しない。
半年ほど我慢すれば、痛みが改善するかも?
と言われたけど…
半年も待つのは辛い。
ということで、整体院あろまりえに
お問合せくださいました。
坐骨神経痛とは
まずは、坐骨神経痛についての知識です。
実は、この坐骨神経痛とは病気の名称ではありません。
腰から足にかけて伸びている「坐骨神経」が
さまざまな原因によって圧迫・刺激されることであらわれる、
痛みやしびれるような痛みなどの症状のことを指します。
つまり、ヘルニアが原因と言われることもあれば、
脊柱管狭窄症が原因と言われることもある。
筋肉が硬く硬直して、神経を圧迫することでも起きる。
なんにせよ、
腰(お尻)から脚、時には足先にまで
痛みや痺れがでる症状を坐骨神経痛と言います。
ヘルニアとは
次にヘルニアについての知識ですが
ヘルニアとは、
「体内のある臓器が本来あるべき位置から脱出してしまった状態」
を言います。
今回のお客さまは、特に腰椎4−5番間の
椎間板からヘルニアが出ているとの診断でした。
昔は、この「脱出」してしまった部分を
手術しないといけないと言われていましたが、
今は、「貪食細胞」なるものが、
ヘルニアを食べてくれるというのが通説。
その期間は半年。
つまり、半年ほど我慢すれば、
ヘルニアは自然治癒しますよ…というのが
今の医療の見解です。
今回のお客さまは、その半年も待てない!
ということでお問合せ下さいました。
よくよくお話を伺っていくと、
その半年を乗り切るために、痛みを感じないようにする
ブロック注射を10回受けてきたとのこと。
が、その注射も効果を感じることなく
このまま痛みに耐えるのは辛いと思ったそうです。
本当にヘルニアが原因?!
ここで疑うのは
本当にヘルニアで坐骨神経痛が出ているのか?
ということです。
マッサージで筋肉をほぐすと
一時的に楽になるというお話がポイントでした。
ブロック注射で神経をブロックしても効果がなく
マッサージでほぐすことで一時的でも楽になる…
つまりは、筋肉の硬さ、アンバランスさが
問題なのでは無いか???と、考えました。
立位姿勢、
前後屈、回旋、側屈動作など
姿勢や体の動かし方をチェックすると、
体の使い方にも、問題はありそうです。
さらに、お仕事柄、
脚立の上で作業が多いとのこと。
不自然な体勢と緊張感の中での仕事が多い。
つまりは、体の一部分に負担がかかっているということです。
これらカウンセリングと、
姿勢や体の使い方チェックをしたのちに、
施術をしていきました。
筋肉をゆるめて動かす
仰向けで膝を倒すだけでも痛かったのが
「あれ?、痛くありません」になり、
股関節付近で押すと痛い部分「圧痛箇所」を
ほぐしていくことで、さらに動きが良くなり、
それでも、施術後立ちあがろうとすると
右臀部・股関節あたりに痛みが出たりと、
施術の中でも、お体に変化が現れました。
結論として、今回のケースは
痛みの原因はヘルニアでは無い
坐骨神経痛は、ヘルニアが由来するものではなく
日頃のお身体の使い方で、筋肉の一部に負担がかかって
硬さが出ているところで神経を圧迫していたのでは?
というのが、私の結論です。
脚の外側や、仙腸関節、臀筋に強い圧痛があったこと
実際、それらを緩めると動きが抜群に改善したこと
腹部の筋肉を強化すると動きが変わったこと
が、今回の理由です。
腹部のインナーマッスルを意識して
普段、座ったり立ち上がったり、歩いたりしてもらうこと
をお伝えしました。
引き続き、今回のお客さまが
しっかり改善していかれるように
精一杯のサポートをしていきます。
今日もブログをご覧くださって
ありがとうございました。